政治信条

政治の道を志した理由

　今から14、15年前に会津ヤクルト販売(株)に勤めていた頃、ヤクルトレディーから教わったのは働く女性の大変さと大切さでした。当時は、今では当たり前となった「子育て支援」や「待機児童の解消」というキーワードさえ耳慣れない時代で、「人口減少社会」とか「少子化対策」といった漠然とした概念しかない時代でありました。そのような中において、社会の最前線で働くヤクルトレディーさん達から聞こえてくるのは「働きたくても子どもを預ける場所がない」「預けられたとしても保育料が高かったり、時間が思うようにならない」といった、子育てに対する行政の杓子定規的な対応や無関心に対する不満の声でした。ちょうど自分の娘が保育園から小学校へと進学する時期でもあり、自分自身の子育て行政への不満も最高潮に達していたこともあり、市議会議員となって「自分の手で会津若松市の子育て行政を改革し、日本一子育てしやすい街にしてみせよう」という大望を抱き、13年間御世話になった会社を退職して政治家への道を志しました。
　奇跡的に当選することができました後は、毎回市議会壇上で「子ども課の設立」について執拗に訴え、子ども課を市役所につくって「市政の真ん中に子どもを置く」ことを目指しました。最初は、先輩議員や当局上層部から「無理だ」「難しい」の大合唱でしたが、世論の声や支持者の声に支えられ、1期目の最後の議会において設立の答弁を引き出すことが出来ました。この経験から、「あきらめなければ道は拓ける」「愚直に正論を唱えれば、どんな難しい政治課題でも解決することができる」ことを学びました。このことから、政治家としての信条を「市民の声を形に変えるのが政治の役目」とし、今後も市民皆様の声を起点とした活動をして参ります。御支援のほどよろしくお願いいたします。